AWS re:Invent 2023参加レポート:Keynote パートナー戦略編のサムネイル

こんにちは、シーズ代表の西垣です。

今回のブログは、ラスベガスは AWS re:Invent 2023 11/29に行われたAWSパートナー担当責任者であるDr. Ruba Borno氏の全世界パートナー戦略についてのキーノートを簡単に紹介した上で、その感想を書いておきたいと思います。

テーマは、不可能を可能にしましょう

Anything is Possible

Impossible to possible

業界固有の不可能を解決していきましょう

Industory spcific solutions

生成系AIによって

様々な産業においての不可能を可能にしていきましょう。AWSやAWSパートナーと一緒に。

Accomplishing the impossible together

新しいコンピテンシーがGAとなった。

AWS Resilience

A standardized framework to help customers meet their resilience responsibilities

resillienceレジリエンス=回復力

AWS Cyber Insurance

Customers can find affordable insurance policies and receive quotes within days

サイバー保険パートナー。AWS Security Hubベースでパートナーの保険会社との契約や申請ができるようになる。この仕組みは非常に面白いと思った。日本ではエクセルベースのセキュリティーチェックシートが多い中、Security Hub準拠で運用することで、報告・運用・監査を一元管理できる。これにより手作業の負荷やミスを減らし、セキュリティーの向上にも大きくつながるのではと思う。

AWS Built-In

AWS approved Infrastructure as Code that automatically installs, configures and integrates partner solutions with AWS services

AWS Marketplaceのお話

マーケットプレースでSaas各社ビジネスを伸ばしてる。

使いやすくしたサービスを二つリリースした。

AWS Marketplace Saas Quicklaunch

MarketplaceでのSaasリリースをこれまでより簡単にできるようになった。

AWS Marketplace APIs for sellers

既存のアプリからMarketplaceへAPI連携ができるようになった。

価格モデルも見直したよ

sales forceとダイレクトに連携したよ

その他

パートナーセントラルも使いやすくなったよ

Maketplaceでビジネスを伸ばしているパートナーが増えているのでみんなも活用してね

最後、サプライズ的にAWS CEOが対談に現れた。

不可能を可能に

特にサステナビリティ分野についてはヨーロッパ基準で考えている

我々はできる。一緒にやりましょう。

感想

生成系AIに向き合う

シーズはAWSとともに成長していくと決めています。そのためには生成系AIにも向き合い、理解し、活用方法を研究し、お客様に提案できる会社にならないといけないなと思いました。

パートナーからナビゲーターへ

また特定の業界に対しても強みを持って、集中して伸ばしていかないといけないと思いました。

シーズが強みのある業界はIT業界、印刷業界です。

ここでの強みとは、単に開発実績があるとか運用保守してますではなく、お客様の業界や課題を深く理解した上で「我々が」お客様のビジネス上の成功を目指すナビゲーターとしての役割を果たしていけるかどうかにあります。

特にIT業界での開発、運用、DevOps、そして印刷業界ではDX分野においてはある程度やってきている自負があるのでより集中して伸ばしていきたいと改めて思いました。

AWS re:Invent 2023参加レポート:Keynote AWS CEO編のサムネイル

こんにちは、シーズ代表の西垣です。

現在、ラスベガスで開催されている AWS re:Invent 2023 に参加しています。これは4年ぶりで、シーズからは私を含めた5名が参加しています。

今回のAWS re:Invent 2023のハイライトの一つであるAWS CEO、Adam Selipsky氏のキーノートを聞いてきました。このキーノートから得た印象や、個人的に興味を持ったトピックについてのメモをここに記します。

https://reinvent.awsevents.com/keynotes/

やはりAIが熱い。特に生成AI系。

Bedrockを中心にアップデートが色々きてる。

https://aws.amazon.com/jp/bedrock/

日本人参加者との会話の中でもAIの話題が多い。ただ、ユーザー企業曰くどこも作れるとこはないみたい。

シーズも社内向けサービスから始めてノウハウを貯めていきたい。

Graviton4が出た。チップも熱い。

この前graviton3が出たと思ったら、もう4が出た。

どんどん進化している。

graviton3に比べてこれだけ早くなった。

databases MAX40%

web applications MAX30%

large Java applications MAX45%

詳細

https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/join-the-preview-for-new-memory-optimized-aws-graviton4-powered-amazon-ec2-instances-r8g/

AWS シリコンイノベーション

https://aws.amazon.com/jp/silicon-innovation/

Gravitonだけでなく機械学習トレーニング向けTrainiumなど、チップ関連でも多くの発表があった。

nVIDIAともAI向けチップの新しい提携もあった。

nVIDIA創業者も駆けつけ壇上で褒め称えあっていた。

https://www.cnbc.com/2023/11/28/amazon-reveals-trainium2-ai-chip-while-deepening-nvidia-relationship.html

Working Backwordsは偉大

4年前のキーノートでは「AI向けのCPUをどんどんリリースしているぜ」という内容が発表されていたのを覚えているが、それが最近の生成系AIなどのイノベーションの基礎になっていたのはすごいと思った。

キーノートの最初でもWorking Backwordsの話が出てたので、この文化は素晴らしい。シーズにも根付かせたい。

https://www.seeds-std.co.jp/blog/24gk/bc8b33c4-bba8-4432-b77d-a4c95f1e0da4/#■AWSはどうやってサービスをリリースしているか1

Amazon CodeWhisperer

GitHub Coplit みたいなやつ。試してみないとわからないが良いかもしれない。

https://aws.amazon.com/jp/codewhisperer/

コードを書くのは、ChatGPTでもできるが、AWSの生成系AIはあくまでもインフラ屋さんとしてAI基盤を提供してくれるので、我々がセキュリティーを一番大事にしているのを理解してくれている安心感がある。

Amazon Q

https://aws.amazon.com/jp/q/

AWSコンパネ内でアーキテクト、トラブルシューティング等を回答してくれる。

まだプレビューだが、どんどん精度が上がると思われる。

PM、SEさんはぜひ試してほしい。

質問例

こういうサービスを作りたいのでおすすめの構成を教えてください。

お客様からメールが届かないと問い合わせがあります。いつからいつまでのログを抽出したい。

Project Kuiper(カイパー)

https://www.aboutamazon.com/what-we-do/devices-services/project-kuiper

アマゾン全社をあげて大きな賭け(bold Bet)を開始した。

衛星ネットワーク。スターリンクのamazon版

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2310/06/news090.html

特に土地が広大で回線を引けないところなどでも高速ネットができるようになると、ネットインフラ格差がなくなり、世界中でエンジニアが増えることになるだろう。

そういう発展途上国向けのエンジニア支援プログラムも開始して成果も上げている。

スターリンクとも良い意味で競争しあって、数年後にはインターネットは衛星ネットが当たり前になっている気がする。

どこまでITが発展するのだろうか。AI、衛星ともに楽しみで仕方ない。