こんにちは、シーズ代表の西垣です。
シーズは10月末が決算でして、11月1日より新しい期第16期が始まりました。
今日は第16期の抱負を3つの事業部毎に語りたいと思います。
<クラウド事業部>
クラウド事業については、今私が一番力を入れている部署です。
私自身が元々サーバーエンジニアだったこともあり、AWSの将来性については当初よりも感じてはおりましたが、いざシーズでのサービス化、営業面ということろでは少し慢心がありまして「目の前の仕事さえきっちりこなしていれば次の仕事はくるだろう」という、まあこれはこれで大事なことなのですが、事業を成長させる投資という意味では特になにも取り組んでおらず、全く事業を伸ばせていませんでした。
このことは先日シアトルに行ったとき、周りのパートナー会社様の成長や勢いを目の当たりにすることではっきり気づき、自分はなにをしていたんだろうとかなり反省し、今年こそは明確に目標を定め、投資をし、事業を成長させると決めました。
AWS市場は毎年伸びていますが、パートナーの寡占化や固定化が進んでいるのも事実で、実質パートナーとして上を目指すには今年がラストチャンスと思っていて、背水の陣の気持ちで頑張っています。
具体的な目標としては、まずは今年中に京都初の認定アドバンストパートナーを取得し、さらに実績を重ね、全国に名を馳せていきます。
クラウド事業部の強み1
シーズクラウド事業部の強みとしては、下記事例にもありますように
アプリのバックエンド運用
に実績と定評がありますので、こちらを伸ばしていきたいのが1つ目です。
クラウド事業部の強み2
2つ目は、社内にITエンジニアが不足している一般企業様の社内インフラのAWS移行、いわゆるマイグレーションをどんどん提案していきたいと思っています。
まずはリフト&シフトで、旧サーバーの中身はそのままAWSへ移行し、その後、AWSの様々なサービスを活用しコストダウンやサービス強化を図っていく運用サービスを提供していきます。
他にも、AI、マシーンラーニングといったクラウド時代ならではの全く新しいサービスの提案や、サーバーレス開発などの従来とは全く異なる開発スタイルの提案も進めていきたいと思っています。
<印刷業界向けWebソリューション事業部>
印刷業界向けWebソリューション事業部は、「印刷通販パッケージ」 (通称「印パ」 )が主力商品です。印パは2年前に印刷業界向け展示会「PAGE」で正式リリースし、徐々に全国に導入が進んできました。現在、北は山形から南は沖縄まで16社稼働しています。
当初の営業スタイルというのは、展示会で名刺交換させていただいた連絡先に一件一件アポをとってご訪問させていただく地道なスタイルでしたが、だんだんと印パの良さをご理解いただき販売にご協力いただける代理店様も増えてきまして、昨年頃からようやく効率よく全国の印刷会社様へご連携できようになってきました。
またお客様との対話や意見交換の中で印刷業界のリアルな課題も見え、システム会社としてのシーズに期待されていること、またやるべきこともはっきり見えてきました。
シーズがやるべきこととは「印パを印刷会社のスタンダードツールにする」です。
今までは「ネット通販ができますよー」というのが売りでしたが、今後はそれだけでなく、既存顧客との定期案件の受発注管理に使ってもらったり、法人名刺印刷機能で得意先の名刺を任せてもらったり、業務を効率よく回し、人手不足への対応や、ネットに慣れてきているお客様満足度への向上に繋げてもらい、印パさえあれば、印刷業務が回る仕組みへ進化させていきたいと考えています。
またそれとともに、仲の良い印刷会社様同士で共同運用ができたり、お互いの強み商材を活かしたネットワークの構築につながるような、新しい取り組みも徐々に進めていきたいと考えています。
地域密着の印刷会社様が、大手ネット通販の寡占化に飲み込まれること無く、 今までのお客様へより良い付加価値が提案できるよう、システム面で協力させていただきたいと思っています。
2020年度バージョンアップ構想
<WEBサイト構築事業部>
WEBサイト構築事業部は、ホームページ制作からECサイト、様々なWEBシステム開発など、業種問わず幅広く様々な受託案件を承っています。
ここではほんとうに様々なことをやっているので「WEBサイト構築」と「システム開発」2つにテーマにしぼります。
1、「WEBサイト構築パッケージ」のリリース
WEBサイト構築とは、いわゆるホームページ制作のことですが、最近の傾向としては、スマホでも見られるレスポンシブで、WordpressのCMSがついていて、いくつかのデザインパターンから好みを選んでもらってサクッと立ち上げたいという要望が多く、そういったご要望に対してリーズナブルな価格でパッケージ提供しようと進めています。
ただ、これだけであれば世の多くの業者もやっているので、シーズだけの差別化要因として2つ付加価値を出したいと思っています。
差別化1:運用費用の定額化
1つ目は、初期構築だけでなく、運用も丸ごとお任せいただくことができます。またその月額料金も一本化します。具体的にはサーバー料金、保守料金、SEO基本コンサル、アクセス解析など、Webサイト運用に必要な項目を一括パッケージとして完全定額にし予算化しやすいようにいたします。
特にサーバーに関しては、AWSを最大限に活用し、 テレビやYahoo!ニュースなどからの突発的なアクセスがあっても落ちないサイトが従来では考えられないような低価格で作れるようになりましたので、そういったクラウドの利点を最大限活用したサービスをご提供いたします。
差別化2:集客もお任せください
ホームページを立ち上げる主な目的としては、「ブランディング」か「集客」かの2つに分かれますが、例えば集客目的の場合は、いかにアクセスを集められるかを日々考えサイト改善を図る運用が大事になってきます。
単に要望通りのサイトを作るのではなく、お客様と共に考え、WEBのプロフェッショナルの視点からお客様の目的に沿ったアドバイスを行います。
具体的には、SEO、マーケティングの視点でライティングを始め、ページ構成、キーワード選定なども積極的にご提案いたします。
2、システム開発
システム開発については、クラウド事業部とも重なりますが、ご相談のきっかけとなるのに多いのが「サーバーが老朽化してきた」「システム担当者がいなくなって困っている」などの古いシステムのリプレース案件です。
詳しくは部長ブログより
https://seeds-std-pr.blogspot.com/2019/10/it.html
今までシーズは開発言語としてLAMP(Linux,Apache,MySQL,PHP)が主体でした。それはまだまだ世の中では欠かせない大事な技術ですが、これからの将来を見据えクラウドでしかできない事 (AI、ML:マシーンラーニング、サーバーレスなど)がお客様のメリットになるのであれば、どこよりも早くそれを提案できる存在になりたいと思います。それがITのプロフェッショナルとしての我々の使命だと思っています。
<まとめ>
今年は事務所の増床や新入社員の増員も予定しており、飛躍できる体制は十分に揃っています。後は全力で邁進するのみです。
よろしくお願いいたします。