今やIT業界だけでなく、日常生活でも普通に使われているwifiやbluetooth。
一体これらが何なのか、物理学の博士号を取り損ねた僕が、知っている範囲で説明したいと思います。
wifiやbluetoothとは電磁波です
これらの正体は、電磁波と呼ばれるものです。
人体に悪影響があるとかないとかよく言われている、あの電磁波です。
ちなみに、太陽や蛍光灯の光も電磁波なのですが、中でも、蛍光灯は白かったり赤かったり青かったり、
様々な色がありますよね。
これは何が違うのか?というと、波長や周波数が違うため、違った色合いで見えるのです。
可視光
一般的に「光」と呼ばれているのは、私たちが見ることのできる
波長が約380nm〜780nm(1nm=0.000000001m)の電磁波のことを指します。
これを「可視光」と言います。
この範囲以外の電磁波は、私たち人間には見ることができません。
赤い光はだいたい780nm、青い光はだいたい400nmです。
この波長は、とても短いです。
マイクロ波
一方、wifiやbluetoothは「マイクロ波」と呼ばれていて、
波長が約100μm〜1m(1μm=0.000001m)の電磁波のことを言います。
あと、電子レンジで使っている電磁波もマイクロ波です。
こちらの波長は、可視光に比べると断然長いです。
電磁波の特徴
電磁波は、波長が長ければ長い程、壁などの障害物に邪魔されずに透過します。
みなさん、壁の向こうって見えないですよね?僕にはそんな能力はないです。
これは、光の波長が短すぎて、壁をすり抜けられずに反射したり吸収されたりするからです。
私たちが見ることができる「可視光」の電磁波も、同じ理由で障害物をすり抜けられません。
では、マイクロ波はどうでしょうか?
先ほど説明した通り、wifiやbluetoothは波長が長いため、違う部屋にwifiルーターを置いていても、
壁をすり抜けてパソコンやスマホでwifiやbluetoothの電磁波を受信することができます。
つまり、パソコンやスマホで、壁の向こうのwifiを透視しているのです。
私たちも、もしwifiなどの電磁波を見ることができたら、壁の向こうを透視できるかもしれません!
最後に
いかがでしたか?普段何気なく使っているwifiやbluetoothですが、仕組みが分かると面白いですね。
書きたいことはもっとあるのですが、次回のお楽しみということで、今回はこれで終わります。