こんにちは、クラウドソリューション事業部の石垣です。
AWS re:Invent 2023 ということで、ラスベカスに来ております。
Amazon Qがプレビューになってこれから盛り上がっていくと思いますが、ChatbotもAmazon Qとの対話をサポートするようになったとのことで、繋ぎ込んでみましたのでその話を書こうと思います。
そもそもAmazon Qって？
Adam Selipsky氏のキーノートにて発表されました。
そもそも何かってことの詳細は以下をご覧いただければと思います。
https://aws.amazon.com/q/
Amazon Q is your business expert that can streamline common tasks like summarizing long documents, generating drafts of emails or articles, conducting research on topics, or doing comparative analysis.
要はChatGPTのようにビジネスについて聞くことができますよ、というものです。
あと、AWSエキスパートアシスタントとのチャットとして、AWSについてのあれこれをマネジメントコンソールから聞いたり、slackやTeamsと連携して聞いたりできますよ、という機能もあります。(今回はこれの話となります。Amazon Qの中のExpert assistance for AWSの機能の話となります)
以前からあったQuickSightでの洞察機能もAmazon Qに統合されるようです。(個人的にはこちらの話も気になっているので、今度折りを見つけてQuickSightに再入門してみようと思います(その話はまたいずれ))
ちょっと触ってみる
マネジメントコンソールに見慣れないアイコンが増えてます。
とりあえず、それをポチッと。
プロンプトが出てくるので、例にあるものを入れてみます。
おおお、便利そうです。
Chatbot経由でSlackに繋げてみる
今回の発表を機にChatbotがAmazon Qをサポートするようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/11/aws-chatbot-q-conversations-teams-slack/
ということで、Chatbot経由で繋いでみます。
段取り的には以下の流れです。
- Slackに接続できるChatbotを用意する。
- 対象のSlackチャンネルにてawsユーザーを招待する。
- 「@aws」で呼びかける。
呼びかけてみた結果が以下です。
それなりに正確に聞かないと、”Let's find exactly what you're looking for.”と返されますが、いくつか候補は出してくれるようです。これでも助かります。
料金
料金については、以下を参照いただければと思います。
https://aws.amazon.com/jp/q/pricing/
Expert assistance for AWS – Available for no additional charge during the preview
今回の設定については、プレビュー期間中は追加料金なしのようです。
感想
とりあえずの設定で、ちょっと触ってみた感想です。
- なかなかピシッとした回答とはならずに、かなりの確率で”Let's find exactly what you're looking for.”が返されます。それでも助かりはしますが、ピシッと返されるには、Amazon Q自体の成長と、こちらのプロンプト力の向上が必要そうです。
- 触っていると、やはり「どうせなら母語で聞きたい」という欲求は出てきます。
終わりに
まだ、改善の余地はありそうですが、かなり可能性を感じました。今後の成長に期待です。
AWS re:Invent 2023、明日以降も目が離せませんね。